
サンティアゴ巡礼には、いくつかのルートがあります。
巡礼は、1回で歩く必要はありませんので、何回かに分けて歩く人もいれば、途中の町からスタートする人、途中バスなどを使う方もいます。
巡礼証明書を貰う場合に限り、歩きor馬は100キロ、自転車200キロ巡礼した証明(スタンプ)が必要になります。
1ヶ月ほど日にちが持てる方は、お好きなコースを選ぶといいでしょう。
あなたが惹かれる道こそ、魂が呼ばれている巡礼の道です。
長期休暇が難しい方は、100キロくらい好きな場所を歩く計画はいかがでしょう。(移動4日 巡礼5日〜6日ほどのプラン)
Contents
フランス人の道 780キロ 約30日〜40日
フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの一番メジャーな道。
映画「星の旅人たち」「サン・ジャックへの道」書籍「星の巡礼」「カミーノ 」などがこのフランス人の道が題材となっています。
アルベルゲも充実しており、多くの巡礼者が歩いています。
スペインの高級ワイン産地リオハのワイン畑を歩き、蛇口をひねるとワインが出てくる巡礼の名所もこの地域にあります。
フランス人の道(巡礼証明書コース) 115キロ 約5日
サリア〜サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道。
サンティアゴ・デ・コンポステーラで巡礼を終えた証明書を貰うためには、徒歩で100キロ以上(自転車200キロ以上)歩いた証明、クレデンシャルにスタンプが必要です。
この条件をクリアした距離を歩こうじゃないか!というコース。
巡礼をしたくても、長期休暇が取りにくい日本人にピッタリではないでしょうか。
移動も合わせて10日以内に収まります。
サリアから巡礼者がどっと増えるため、巡礼の道のりに迷うことはないですが、ハイシーズンはアルベルゲ確保に気をつけなければなりません。
北の道 854キロ 約33日〜40日
フランスとの国境の町イルンからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの道。
リゾート地サン・セバスティアンを通り、アップダウンの多い海岸ぞいを歩いていく。
銀の道 965キロ 約38日〜45日
アンダルシアのセビージャからサンティアゴ・で・コンポステーラへの道。
せっかくスペインにやってきたのですから、前夜に本場の情熱のフラメンコを見て、コロンブスの眠るセビージャ大聖堂からスタート!なんていかがでしょう。
スペインの南から北上し、アストルガでフランス人の道と合流します。
アンダルシア州はまさに灼熱のスペイン!夏は非常に暑く歩くのは厳しいでしょう。
イギリス人の道 121キロ 約5日
フェロールからサンティアゴ・で・コンポステーラへの道。
移動も合わせて10日以内に収まるでしょう。
ポルトガルの道 606キロ 約24日〜30日
ポルトガルの首都リズボンからサンティアゴ・デ・コンポステーラへの道。
リズボンからポルトまでアルベルゲありません。
ホテル、ユースホテルのほか、消防施設を借りる方法があります。
そのため、ポルト(283キロ 約10日)またはトゥイ(114キロ 約5日)からスタートする人が多いようです。

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